自転車日本縦断 広い日本そんなにゆっくりどこへ行く。

日本縦断を終えて

日本縦断に学んだことは?

どうにか日本縦断も無事?終えることができたわけだが、さて、日本縦断が豆壱郎に与えたもの、それはいったい何だったのだろう? はたして豆壱郎はダイヤモンドを見付けることができたのだろうか?
…それは、未だに謎であり、やはり忌の際(いまわのきわ)でないとわからないことかもしれない。
ただ、敢えて何かを掴んだことを半ば強引に自分に問いかけてみると…。

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●なにごとも最後まで諦めずにやり抜くことで、夢は必ず叶えられる!

…ということを悟ったかも知れない。はっきり言って、スタート直後から何度やめてしまおうと思ったことか。本編にも散々書いたが、毎日心の中で葛藤が繰り返され、「あしたはもう輪行で家まで帰るぞ」と、真剣に考えていたのである。

豆壱郎は、体格にはあまり恵まれていないし、体力もない。自転車で日本縦断をする人は星の数ほどいるし、その中には豆壱郎ほど悲壮感漂わず、さほど苦労もせずに走りきった人も大勢いるだろう。しかし、どちらかというと虚弱体質の豆壱郎にとっては、少々無謀な計画だったようだ。日本縦断を楽にこなすだけの力は、僕は持ち合わせていなかったと思う。
でも、もし本当に途中でやめて帰ってしまっていたら、僕は一生中途半端のまま、何をやっても最後までやり遂げることができない、あるいはやり遂げる自信のない人間になってしまっていたのではなかろうか?

「夢は必ず叶えられる」
そう信じて、決して諦めてはいけないということだけは、日本縦断によって学んだ気がする。

●多量の荷物を持ちすぎた。荷物は1グラムでも軽いほうがいい!

携行品リストのページでも書いたことなので、ここでは繰り返さないが、僕が徳島に寄ったときに、自転車をミニベロからロードに乗り換えたあと、走行距離が増えたことについては、勿論、自転車の差は大きいとは思うが、荷物を3分の1に減らしたことも、多少の効果はあったと思う。

●真夏の炎天下は、やはり暑くて走れない!

しかし、夏に走る理由というのもあるわけで(大計画のページ参照)、これはしかたがないが、春や秋の気候の穏やかな季節だったらまた違っていたかも知れない。夏に走るなら、11時~15時ごろのいちばん暑い時間帯は休憩でもして、早朝や夕方に走るとか、ナイトラン(夜走る)をするとかいう方法もある。(ただし、ナイトランは危険も伴うので、必ずしもオススメというわけにもいかない)

●へたに大計画なんぞ立てるものでない!

日本縦断を5日で走りきってしまうという怪物並の体力のおかたは、計画などせずとも力任せに走りきってしまうかもしれないが、少なくとも2~3週間以上かかる予定の人は、ある程度は計画的に走ったほうが良いのは間違いない。
しかし、大筋の計画程度にとどめておいて、その先は臨機応変にしたほうが、予定が大きく変わってしまってもダメージが少なくていいかもしれない。どうせ緻密な計画など立てても、実際には何が起きるかわからない。そんなことに膨大な時間を費やすくらいなら、少しでもトレーニングに励んだほうがよろしい。
僕は、出発前にかなり緻密な計画を立てていたが、九州の1日目から計画通りに走れなかったがために、そのあとのコースから日程から大きく変更せざるを得なくなってしまった。
もちろん今ならインターネットがあるし、スマホ・携帯電話という便利なアイテムを最大限活用すれば、ある程度柔軟に対応できるし、体力の無駄遣いは避けられそうだ。

●トイレはどこにでもあると思ったら大間違いだ!(笑)

これは、今さらここで申し上げるまでもないので、言わない。(笑)

●住み慣れた我が町が、結局はいちばんいいところだ…ということを認識するために、たまには長期に家を離れることもいいのでは?

…と、あらためて思った。ただ、その間家族はやはり心配しているものなので、定期的に電話で元気であることを報告すべきであろう。

 

そして、実際に自転車で日本の端から端まで自分の足で走ってみて、率直に感じたこと…

やっぱり日本は広い!

これが結論。

 

…さて、このあと後日談というか、帰宅翌日の8月26日のことについて…。≫

 

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