鳴り物紹介
 

一般的には下の6種類程度で構成されていますが、これも連によって独自の鳴り物を使用するところがあり、決まってはいません。


鉦(かね)

カン高く鋭い音なので、よく耳に響きます。リズムを早くしたり遅くしたりといった、音の構成は、この鉦がリードします。オーケストラでいえば、指揮者のようなものです。叩いている棒の先は、鹿の角でできています。ごく稀にスポンと抜けてしまうことがあり、鳴り物全員がびっくりすることがあります。

三味線(しゃみせん)

昔は三味線流しといって、町内を踊り歩いたらしいです。最近はあまり見かけなくなりました。また、巨大な演舞場の中に入っていくと、悲しいかな、音がかき消されてしまっていますが、三味線のない阿波踊りというのはやはり風情がありません。街角踊りではその威力を発揮しています。

笛(ふえ)

鳴り物の中で、三味線以外にメロディーを奏でるといえば笛です。三味線はどちらかというとサイドギターのようなものなので、主旋律は笛の担当になります。これも風情のある阿波踊りにはかかせない楽器です。やはり打楽器の中に埋もれがちですが、意外に遠く離れていても自分の連の笛の音というのは聞こえるものです。

締め太鼓(しめだいこ)

首からつり下げて叩きます。カン高くかわいた音がします。リズムは「ンタンタ」という裏打ちが基本になります。実はこの締め太鼓の裏打ちが踊り子の心をウキウキさせているのです。ですから、非常に重要な役割を担っているといえるでしょう。

鼓(つづみ)

締め太鼓を小さくしたようなこの鼓は、片手で持ち、もう一方の手に張り扇を持って叩きます。締め太鼓よりもさらにカン高い音が鳴るので、アクセントとして効果的に鳴らすことによって、お囃子全体が締まります。ただし、音をはずしてもよく目立ちますから、リズム感のいい熟練者でなければなりません。

大太鼓(おおだいこ)

はらわたに響きわたるような図太いドコドコという音を出し、お囃子のベースを務めます。連によっては何十個も揃えているところがあり、その音は何キロも離れて聞こえることがあります。もちろん締め太鼓と並んで、踊り子のパッションを高めています。


さらに、このほか「竹」とか「樽」とか「木魚」とか、連によってはいろんな道具が見られます。

 
 
小 物
 

踊りとは直接関係ありませんが、こんな小物を使います。結構アクセントとして重要だったりします。


印籠(いんろう)

「この紋所が目に入らぬか!」でおなじみの印籠です。阿波踊りでは、男性は腰につるして財布代わりにお金を入れたり、タバコを入れたりしている人もいます。女性も帯につるしたりしますが、男性のものよりやや小さい印籠をつけている人が多いようです。ほとんどの人は連の名前を書いています。

巾着(きんちゃく)

おもに女性が腰からつるしています。やはりお金を入れている人が多いと思います。そのほかには何を入れているのか私は知りません。


さらに、巨大なひょうたんをぶら下げている人や、鳴り物のミニチュアを手作りしてつけている人、電飾印籠を自作してピカピカさせている人など、期間中の演舞場周辺ではいろんな小物を見かけます。皆さんも、小物ウォッチングしてみませんか?

 
 
露 店
 
 


期間中はお店もたくさん出ます。

 
独断&偏見解説
演舞場ごあんない